行ってみよう京都・滋賀・奈良

京都 宇治



 秋になりました。朝夕の冷え込みが厳しいと、京都の紅葉はきれいです。東山の永観堂、黒谷の真如堂や東福寺通天橋は有名です。6月に紹介した詩仙堂もまた紅葉の名所です。
 桜と違い紅葉の見ごろは短いように思います。


真如堂

岡崎公園

永観堂

長岡の光明寺

 10月は京都の西北を案内したので、11月は京都の東南を散策しましょう。京阪宇治線・JR奈良線の宇治近辺になります。先ずは黄檗山万福寺です。黄檗山万福寺は、隠元禅師が中国福建省の故郷にちなんでつけた名前です。1658年に長崎の興福寺(南京寺)に招かれ、やがて崇福寺(福州寺)を創建します。禅宗僧侶の奔走で京都に招待されて富田に滞在し、やがて御水尾法皇や徳川家綱などの尊崇をえて、現在の宇治に万福寺を創建した次第です。


山門

座禅道場

魚板はカイバン

普茶料理

 さらに南に下ると三室戸寺の入り口があります。歩くとなればここから15分程度はかかるでしょう。三室戸寺は西国観音霊場10番札所でもあります。京都の花の寺、とりわけ紫陽花の寺として知られています。蓮の花も有名で、蓮の葉でお酒を飲む姿がニュースになります。


本堂と蓮

紫陽花

  源氏物語ミュージアムは、京阪宇治駅をすこしもどり東に5分の好位置にあります。常設展示室では、牛車や六条院の縮小模型などがあり、映像展示室では、数時間おきに映画を上映しています。人形を使用した不思議な雰囲気をもった映画といえるでしょう。その他に図書室やパソコンコーナー・喫茶室も用意されていて楽しめそうです。

源氏物語ミュージアム

宇治川

 宇治は昔から奈良・京都を結ぶ交通の要衝ですが、喜撰法師が詠んだ歌で有名になったようです。

 「わが庵は 都のたつみ 鹿ぞすむ よを宇治山と 人はいうなり」

 「世を憂し」と宇治は掛詞になりますが、都の貴公子たちの別業(別荘)になり、同時に「世を憂し」とする仏教修行の地ともなりました。平等院の鳳凰堂は源融の宇治院を、藤原道長が購入しその息子の頼道が鳳凰堂に整備したものです。