行ってみよう京都・滋賀・奈良

奈良 斑鳩



 奈良の5月は、斑鳩にきました。JR関西本線に乗って、法隆寺駅に降りるのが便利でしょう。北に10分ほど歩けば、法隆寺に到着します。南大門をはいると正面に、五重塔と金堂が目に入り、「法隆寺だ!」とすこし感動します。左に五重塔、右に金堂という法隆寺様式を確認しながら回廊を歩いてください。釈迦三尊像は金堂の真ん中に鎮座しています。一番奥に大講堂が悠々と横たわっています。

法隆寺西南入口 五重塔と金堂
法隆寺西南入口 五重塔と金堂
回廊の柱 南門
回廊の柱 南門

 法隆寺の東南に、「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」の句碑があります。ここから北にある大宝蔵院百済観音堂を訪ねてみましょう。法隆寺の国宝・重要文化財を見ることができます。百済観音像のスリムなお姿とアーモンドのまなざしは大きな特徴です。教科書に掲載されている太子像や玉虫の厨子を目の前で見られるのもシアワセ。案内の方が、照らしだす玉虫色はこの世のものとは思われません。

正岡子規の句碑 大宝蔵院百済観音堂
正岡子規の句碑 大宝蔵院百済観音堂

 宝物館を出て、大通りを東に歩くと東院伽藍の夢殿につきます。救世観音が安置されている八角円堂の建物です。明治時代フェノロサと岡倉天心が、そのお姿を世に伝えた観音さまです。八角形や六角形は、悪鬼を寄せ付けない形だと言われていますが・。ここを北回りにすすむと、中宮寺で、夢堂の東隣になるのですね。池に浮かぶ本堂に菩薩半跏像がまつられていました。何度見てもその端正な姿には圧倒されます。黒光りのするお姿は、「考える像」とも言われますが、上品とはこの像そのもののために作られた言葉かと思います。

夢殿 本堂
夢殿 本堂

 法隆寺はお寺の規模もさることながら、金堂の壁画や仏像など時間をかけてみるものが沢山あります。釈迦三尊像・夢違観音像・聖徳太子像・百済観音像・救世観音像など枚挙にいとまもありません。白鳳文化の粋がここにはあります。京都・奈良で学べる素晴らしさを実感してください。