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奈良 吉野



 今回は近鉄で吉野に来ました。吉野は春の桜も見事ですが、秋の紅葉もきれいです。吉野駅からロープウェイに乗ると山上につき、目の前に金峰山蔵王堂が見えてきます。山門前にあるパネルを見ると吉野の古い歴史が分かります。先ずは役の行者から始まります。役の小角とも言われ、山岳修行をして呪術にたけ、さまざまな奇跡を行いました。その関係で山岳信仰の対象となっています。

金峰山寺の山門 山門の仁王像

 大海人の皇子や源の義経が逃げ込んで身を隠したり、西行が庵をむすんだり、南北朝の後醍醐天皇の御座所になったりと、権力者の手の届かない避難所でした。都・京都とつかず離れずの適所だったのですね。南朝の朝廷になってからは、蔵王堂の近くの実城寺が皇居となり、南北朝が統一されるまで続きました。やがて吉野は桜の名所となり、豊臣秀吉も桜見物に来ました。豊臣の援助で、吉野も再興されたと言えるでしょう。

南朝行在所跡 蔵王堂
中の千本 如意輪寺

 蔵王堂から細い尾根道を歩いて行くと、中の千本につきます。江戸時代、桜の名所で五郎茶屋がにぎわっていたそうです。ここから向かいの山を目指して歩くと20分ほどで如意輪寺につきます。このお寺の奥に後醍醐天皇の陵があります。ここから吉野駅まではやはり20分。

如意輪寺本堂 後醍醐天皇陵