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奈良 飛鳥(後編)



 今回は11月の続きで、飛鳥の後編になります。石舞台古墳から北の飛鳥寺をめざします。サイクリングで10分程度の距離でしょうか。山沿いの道を走ると左に板蓋宮跡が見えます。石造りの礎石があるのみですが、面白い溝も彫られています。ここからさらに北に走ると亀型石と酒船石のパネルがあります。


 ここから小高い丘に登ると万葉文化館が見えてきます。立派な建物で、館内は万葉集や古代飛鳥の世界が見えます。万葉文化館の中庭は遺跡をまたいでいて凝った趣向が面白いと感じました。古代の生活が分かりやすく展示されていていい勉強になるでしょう。


 万葉文化館を出て北に向かうと飛鳥寺はすぐつきます。飛鳥寺は日本最古の寺院で、蘇我馬子が建立しました。丈六の仏像は止利仏師の作品で重要文化財です。飛鳥大仏の姿は教科書の写真などでおなじみです。


 時間的に余裕があれば、飛鳥寺からさらに北に向かい飛鳥資料館を訪ねてください。資料館の前には飛鳥の石仏のレプリカがあり、ここで発掘された作品の説明など分かりやすく解説してくれます。


 飛鳥資料館を西に走り、雷の丘を北に走ると天具山の西を北上することになります。左手に広がる広大な土地が藤原京跡地です。日本最古の整備された首都でした。持統・文武・元明天皇三大にわたる都跡で、大和三山に囲まれた最適の地でした。ここがモデルになって奈良京が建設されることになります。


 藤原京跡の北西に藤原京資料室があり、藤原京の展示があります。ここから南に下ると本薬師寺跡につきますが、薬師寺の元ですね。ここから畝傍御陵前駅を通って西にいくと畝傍考古学研究所付属博物館があり、11月12月に走った飛鳥の総合的な学習ができることになります。ほぼ一日行程でしたが、飛鳥の地の理解は進んだでしょうか。余力がある人はお隣の橿原神宮に参拝してからお帰りください。