教職員ネットワーク

トップページ > 教職員ネットワーク > 滋賀・東近江市の老舗 喜多酒造を訪問しました

滋賀・東近江市の老舗 喜多酒造を訪問しました

天気に恵まれた2月11日(日)、教職員ネットワーク主催「喜多酒造訪問」企画を実施しました。当日9時、京都駅前を中型バスで出発し、途中、近江鉄道八日市駅で合流したあと喜多酒造さんに向かいました。参加は8生協24名でした。
滋賀県立大学日本酒プロジェクトのとりくみ
写真  喜多酒造は創業文政3年(1820年)創業で、4年後には200周年を迎えられる滋賀県屈指の老舗ですが、滋賀県立大学日本酒プロジェクトとの産学連携で生まれた純米大吟醸「湖風」でも知られています。
あるとき滋賀県大生協の理事長、副理事長を歴任された環境科学部の増田佳昭先生と喜多良道社長とが意気投合、2010年以降、「日本酒プロジェクト」の県大学生メンバーが企画、販売プロモーションを担当、喜多酒造が大学の圃場(ほじょう)でつくられた「日本晴」銘柄を使って醸造した「湖風」が誕生しました。
学生たちは若い人たちにもっと日本酒の良さを知ってもらおうと毎年とりくんでいますが、今や酒造りだけでなく酒が飲めないひとにむけて酒粕のスイーツ「粕(カス)イーツ」や日本酒をジュースなどで割るカクテルを考案し、ラベルや販売用チラシ作成にもかかわっています。
近代的工程のもと伝統の手法を駆使
 到着後はお座敷で社長さんからパワーポイントを使った詳しい酒造りや、日本酒プロジェクトについてのお話を伺いました。能登から来ておられる杜氏(とうじ)さんたちは10月はじめから4月かかりまで、毎朝5時ころからこの酒蔵で酒造りに携わっておられるとのことです。現在でこそ最新設備を備えていますが、醸造の流れは昔から変わっていないとのことです。
詳しい工程をお聞きしたあと、実際に蔵見学に移りましたが、そこで見た醗酵熟成させるホーローのタンクは小さいものでも3千リットル、大きいものは1万リットルを超えるそうです。喜多酒造にはタンクが57本あり、2日に1本づつ投入していく勘定です。一般に吟醸酒ができあがるのに30~35日、普通酒でも20日かかるとのことです。
見学途中で実際に「麹」を2~3粒づつ口に含んで味を体験したり、拡大鏡で蒸し米に麹が定着している様子を観察しました。
写真 写真
写真  蔵見学から戻って早速「きき酒」がはじまります。長いテーブルに8種類の酒瓶が並べられ、湯飲み茶碗ほどの大きなぐい飲みにそれぞれ注がれました。白いぐい飲みの底に描いてある紺色の輪模様は酒の色や透明感を確認するためのものだそうです。
私語を慎みつつ参加者はひとつづつ順番に、香りを感じ、すこし口に含みながら味わいを神妙に確かめていきました。飲んでしまうと酔ってしまうので勿体ないですがその都度捨てます。こうして「あらしばり特別純米酒」から「純米大吟醸・湖風」、「1996年醸造吟醸酒」まで8種の味を楽しみました。
そのあとの昼食はお座敷で喜多社長さんと一緒にいただきましたがその際、きき酒で使ったお酒や「仕込み水」をそれぞれ頂戴しました。食事もすすんだところで社長さんによる「日本酒の○×検定クイズ」が始まりました。全20問の「答案」用紙を配った社長さんから『あまり真剣になりすぎないで』とのお声もありましたが、ほろ酔い気味の参加者は夢中になって取り組むあまり、ついつい鋭い質問や意見が飛びかうことになりました。こうして楽しみながら日本文化の一端を担う「日本酒」の深みを学ぶことができました。
写真  お土産の お酒を買ったあと、お礼を述べて酒蔵を後にしました。途中、近くのヒトミワイナリーに寄りましたが、焼き立てパンは完売とのこと、みなさんけっこう期待していたらしく参加者はがっかり。
ワインなどのお土産を買ったりしたあと玄関前にみんな並んで記念撮影をおこなったあと帰路につきました。

  今回の楽しくかつ有意義な体験ができたと、参加者はさっそく次回の企画話を始めていました。今回の企画において、暖かく迎えていただいた喜多酒造の喜多社長さん、杜氏さんならびに関係者のみなさまにお礼申し上げます。
(2016.2.11 京滋・奈良ブロック)