【関西北陸ブロック】のお知らせ

【学生委員長コラム】3月

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(PDF版:190313 学生委員長コラム【3月】.pdf

 先日、とある大学生協が設立された時の話を聞いた。2016年設立というつい最近できた生協の話だ。印象的だったのは、その生協が設立されたあとの学生の反応だ。
 「私たちに必要だったのは"生協"ではない。"自分たちが活動する場"だ」
 近くに大きな大学があり、いわゆるインカレサークルに所属する人も多い。午後になると閑散とする大学。学内に学生が積極的に活動できる場が少なかったという。そこに「生協学生委員会」ができ、自分たちが主体的に大学や大学生活に関わって変えていける、良くしていける、そういう場ができたことがそこの学生にとっては新鮮でよかったのだ。
最近、いろんな大学の新学期活動を訪問させてもらうがそのたびに学生委員がキラキラと輝いている姿、活躍している姿を目にする。僕たちは普段当たり前のように大学生協で学生委員会活動をしているが、たしかに「生協がなかったら」そういうキラキラしている学生を目にすることがなかったということになる。

全国大学生協連の2019度方針の中に「様々な場⾯で組合員の学びと成⻑を意識し、魅⼒ある大学づくりへ貢献しましょう」という文言がある。「魅力ある大学」とはなんだろう?
 ------おしゃれなカフェがある、設備が充実している、就職率が高い......? そんなことよりも、大学生が大学生としていきいきと学生生活を送っていることの方が魅力的ではないだろうか。主体的になにかを頑張っている、何かを全力で楽しんでいる、そういういきいきとした学生が多いことが大学自体をいきいきとさせ「大学の魅力」へとつながっていくのではないだろうか。
 学問・研究の場である大学の福利厚生を担っている大学生協。運動的な面では、先の例のように学生自身が取り組みを企画・運営し主体的に活動している=そこで学生がいきいきと大学生活を送っている。事業的な面では、そういういきいきと大学生活を送れるサポートをするものばかりだ。共済、旅行サービス、キャリア形成支援、新学期、などなど。

 だからこそ、やはり僕たちは自分たちがやってきたこと、大学生協がやってきたことに大いに自信をもっていいのではないだろうか。組合員さんに喜んでもらうとか、組合員さんに安い商品を提供するとか、そういうことではなくて、組合員がその大学や地域社会の中で活躍できる機会をつくる、活躍できるサポートをする、そういう機会やモノを一緒につくっていく、そういうことが大切なのではないだろうか。
 「コトモノ提案」や「ちょい足し」など言葉だけが先行している取り組みも少なくない。今一度生活実感・リアリティ、そういうものを大事にして目指す「組合員みんなのより良い生活と平和」を考えるようにしたい。


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富山大学生協「受験生応援(推薦)」

企画詳細は《 K's NEWS|新学期報告 》をご覧ください!

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