(PDF版:191010 学生委員長コラム【10月】.pdf)
10月7日から、「#OnigiriAction」が始まった。TABLE FOR TWOの取り組みの一環だ。おにぎりの写真を「#OnigiriAction」と一緒にSNSに投稿すると、その投稿数×5人分の給食が協賛企業によってアジア・アフリカの子供たちに届けられるというプロジェクトだ。
全国大学生協連学生委員会では、この取り組みに積極的に乗っかっていこうという提案をしている。もちろん、国際貢献の取り組みとして取り組む意識を持とうということもあるが、個人的には、今回の連合会からの提案文の中でもう一つ大きな意味を持つ文言があった。
各地の大学にはTFT-UAというTable For Twoの学生団体があります。現在活躍している組合員に目を向けようと考え、その学生と、#OnigiriActionを広げていければと考えております。
私たちがこういうことを考えていかなきゃいけない!とか、何か取り組みを行おうと考えたときに、まず学生委員会が、まずはお店で、など「私たちが」発信源となってどう頑張れるかを考えがちだ。ブロック方針などにも「他団体との協力」と書いているが、「私たち」の共感者を増やすという考えが根底にあると思う。ムーヴメントをどう起こすか、組合員にどうアプローチできるか、に目をやり続けている。
今回は、そうではない。学内で、大学生協のフィールド以外で頑張っている組合員に目を向けよう、という提案だ。頑張っている組合員に、大学生協というフィールドを使ってみない?、あなたの起こしたムーヴメントに乗らせてよ、その活動応援させてよ、という姿勢でやってみませんか?というものだ。
要するに「主体は誰か」という話だと思う。大学生協組織が主体となってよりよい生活を目指すという構図ではなく、その「いち組合員」にフォーカスを当て、主体である組合員の想いを広げる場として大学生協のネットワークを活用できないか、ということだと思う。
これがすべて正しいかどうかの判断はまだしかねるが、少なくとも最近の大学生協にはあまり見ない視点だという風には感じる。
まずは「#OnigiriAction」の取り組みを通して、学生委員会の外、部外の組合員の活躍に目を向けることができたらいいな...。
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