インタビューこの人に聞く

「大学生協の書籍事業」寺尾 正俊さん(大学生協関西書籍事業部)

お話し 寺尾 正俊氏(大学生協関西書籍事業部)
聞き手 名和又介先生(京都事業連合理事長、京滋・奈良ブロック会長)
寺尾さんは大学生協書籍部の歴史そのものである。京都地域の書籍の歴史を聞きたくてインタビューをお願いした。気さくに応じていただき感謝している。寺尾さんとの話題は短い時間に係わらず、再販闘争・読書推進運動さらに現代の課題にまで及んだ。寺尾さんの熱い想いが伝わってくるようである。今後も後輩に大学生協の事業を語っていただきたいと思っている。

■京大生協からスタート

名和 先日は、「京都の大学生協史編纂委員会」でのご報告ありがとうございました。とてもいい参考になりました。まず、寺尾さんはどこのご出身ですか。

寺尾 生まれ育ったのは、北海道の札幌。生まれたのは石狩という小さな漁村です。半農半漁の町で、私の生まれたころは2千人ぐらい、いまは5万人になっているそうです。札幌は、冬季オリンピックの時に街がいっぺんに整備されました。ここで高校卒業までいました。
親父と一緒にいるのが厭になって出てきました。逃げる口実はいろいろつくって・・・。

名和 ご家族は?

寺尾 兄が40 歳、私が35 歳のときに亡くなり、そのあと、母親、父親も亡くなりました。いま、姉が千葉に、妹が札幌にいます。

名和 まず最初札幌を出て東京へいかれたのですか。

寺尾 そう思うでしょう。それが、東京が厭で。 最初は金沢に行く予定でした。

名和 なぜ金沢へ?...


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