インタビューこの人に聞く

「雨水の会と水資源」上田正幸さん

お話し 上田正幸さん(NPO法人 京都・雨水の会 代表理事/NPO法人 環境市民 理事)
聞き手 名和又介先生(京都事業連合理事長、京滋・奈良ブロック会長)
今回は京都環境賞を受賞した「京都・雨水の会」を訪問させていただいた。代表理事の上田さんは同志社高校・大学の出身で、前学長の八田先生と同期だったそうである。言葉の意味を斟酌しながら物静かにお話をすすめる方であった。上田さんのお話は分かりやすくこちらも随分勉強させていただいた。大学生協の活動と重なる部分もあり、今後とも協力できれば幸いだと感じた。

名和 今回はNPO法人「京都・雨水の会」の代表理事で、またNPO法人「環境市民」の理事をされておられる上田正幸さんにお話をうかがいます。早速ですが上田さんがどのようなきっかけでそれらの活動を始められたのかについてお聞かせください。

上田 さきほどの「雨水の会」ですが、呼び方として、大学関係者や行政の方々は通常『うすい』と読み、NPOの関係者は『あまみず』と読んでいます。これらのNPOの活動には全国のネットワークがあるんです。東京に中心的組織がありますが、私たちは「あまみず」と呼んでいます。ところで行政の立場からすると、雨の水は「敵」といえば言いすぎでしょうが、洪水対策など雨が引き起こす問題をどう解決するかという立場です。

名和 なるほど、行政からすると「水」を治山とか治水というような対策すべき課題としてとらえているわけですね。......


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