2018年のふりかえり
2018年度の成果と課題について「2018年度 関西北陸ブロック方針」に基づいて振り返りを行いました。
ここで整理された現時点での到達を踏まえて、2019年度ブロック方針の策定を進めました。
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1.組合員が大学生協の運営に積極的に参加・参画できるように工夫をしましょう
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- 様々な組合員の声やニーズをくみとり、お店や活動に積極的に参加・参画できるしくみをつくりましょう。
◎生協店舗でのひとことカードの取り組みは、声に関する回答を組合員がわかるように工夫する会員や組合員に声を上げてもらいやすくする工夫をしているところがみられました。
◎総(代)会を軸とした年間を通した組合員活動を意識することができ、総代の役割について理解した上で、総(代)会に参加してもらう取組みが進みました。
◎実出席をあげる取組みを行うことによって、組合員と直接接点を作ることができ、組合員の運営参加が強化されました。
△総(代)会を軸とした年間を通した組合員活動の推進には課題が残ります。総代会後の総代との関わりが薄い状態です。
△多くの会員生協で総(代)会の実出席が少ない状況が続いています。
- 組合員が大学生協の想いに共感し、自発的な運営参加につながるように加入活動・大学生協の活動を紹介する活動を推進していきましょう。
◎大学生協の役割についてしっかりと理解し、共感し、大学生協への加入を促す取組みをすすめることができました。
◎組合員にとって、信頼できる・入ってよかったと思ってもらうために、生協がどんなことをやっているか伝えられました。
△大学生協が大切にする想いの部分までしっかりと伝えて加入活動や大学生協紹介をできているケースは少ないです。
- 組合員・大学・関係団体・地域から信頼される「組織づくり」を進めましょう。
◎生協に共感して入った組合員に対し信頼される存在であるために、どんな活動・行動が必要になってくるか考えられました。
◎学内外の諸団体と連携し、生協運営への参加や、組合員のよりよい生活に向けた活動が行えました。
△より多くの会員生協で、さらに多様な関係団体と連携することで活動の可能性が広がります。
△個人情報保護などのコンプライアンス遵守の意識を大学生協全体(学生委員会を含む)で持つことが必要です。
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2.組合員が健康で安全・安心な生活を送ることができるように様々な活動を行いましょう
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共済4本柱の活動を推進することで、組合員に「たすけあい」の輪を広げましょう。
◎多くの生協で新学期時期に共済加入について、学生自身が生活実感に基づいて加入案内をすることができました。
(学生委員会の活動はもちろん、サポートセンターの学生も共済について理解し、実感に基づいて提案しました。)
◎共済月間を中心に、日常期において、組合員が健康に目を向けてもらう機会が増えました。
△加入率の向上には課題が残ります。実感を持った上で、自分の言葉で伝えられる学生によって左右されます。
△学生委員会間で共済4本柱の活動に差が見られるため、それぞれの活動の意義を伝えていく必要があります。
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共済活動の推進では、大学保健管理センターとの連携や食育や食生活相談の活動と連携していきましょう。
◎食生活相談会をはじめ様々な活動で、栄養士との連携や地域生協との連携が進みました。
◎会員生協によっては食生活を中心として、健康について考えてもらう取組みが行われました。
△食生活に関する取組みが多く行われているが、健康への意識まで結びついていない取組みも多いとみられます。
△大学や保健センターと連携することの意義を理解し、積極的に活用していきたいところです。
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3.組合員がなりたい姿に向けて成長できるように様々な提案を行いましょう
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- 学生組合員がなりたい姿をイメージすること、そして目標に向かって行動できるようにしましょう。
◎ビジョンナビゲーションセミナーについて、新たに実施された会員生協が増加したり、学生委員への認知が進みました
◎新学期の説明会などで、将来について考えてもらう機会を作る会員生協が多く見られました。
△ビジョンナビゲーションセミナーをさらに広げ、組合員が「なりたい姿」をイメージできる工夫をしていきましょう。
△上級生も「なりたい姿」を考えられる取組みを増やすため、4年間を通じたキャリア形成支援プログラム展開が必要です。
- 生協で扱っている商品や生協のキャリア活動を発信することや、大学のキャリアセンターなどと連携することで、必要な情報や機会を提供できるようにしましょう。
◎新学期活動の資格講座やPC講座などの提案場面において、「コトモノ提案」が進められました。
◎事業連合主体で「First Year Program in KYOTO」などの学びの機会・プログラムを作ることができました。
◎ビブリオバトルをはじめとする読書推進の取組みが各会員生協にて展開されました。
△大学と生協が連携して活動していくことが必要です。そのために、情報共有を密に行う必要があります。
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4.組合員が社会に目を向け考え行動できるように活動を行い、発信をしていきましょう
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- 組合員が平和、環境、防災などの社会的課題について学び、自分事として考え行動できるようにしましょう。
◎組合員が社会的課題について知り、自分ごととして考える機会を提供する取り組みが増えました。
―組合員にとって参加しやすい方法を利用して、社会的課題に触れてもらう取り組み
―関西北陸地域では、災害の多発もあいまって、「防災」への意識が高まりました。
◎全国セミナーへの参加や、各エリアの推進チームの活動・主催するセミナーへの参加を通して、まわりの組合員を巻き込んで考えていくための学びや想いを得ることができました。
◎組合員の1人として、学生委員自身が、社会に目を向けて考える場面づくりが進みました。
◎既存の活動に社会的課題の視点を加えることで、取り組みやすくする"ちょいたし"の考え方で社会的課題に取り組む会員生協が増えました。
△大学との連携で得た学びを活かし、社会的課題について専門的に学ぶ場面を増やしていきたいです。
△社会的課題に関して組合員同士の交流する機会を生み出していきたいです。
- 組合員が自分だけでなく周りの人々や社会のことを考え行動できるようにしましょう(自分の行動が自分以外の人や社会に影響するということを組合員が意識できるようにしましょう)。
◎組合員が社会の状況を考えて行動できるきっかけづくりが増えました。
◎総(代)会や新学期活動などの場面で、組合員が社会的課題に目を向ける機会を提供できました。
―フェアトレードやTable For Twoの取組みや、かしこい選択が「消費者市民社会」につながる意識。
△大学生協としてかかわりの深い社会の動きに対する取り組みを強化しましょう。(成年年齢引き下げなど)